思春期について
思春期とは、一般的に10~18歳頃とされており、これは小学校高学年から高校生の多感な時期にあたります。
第二次性徴が始まり、心と身体の成長と共にさまざまな変化が起こり、自身や異性の身体が気になったり、自我の目覚め・確立と、複雑な要素が絡み合った悩みの生まれやすい時期です。
心と身体の変化に対応できず、また割り切って相談できる相手を見つけることも難しいため、場合によっては非常に辛い状態が続くことがあります。
当クリニックでは、思春期外来を設けております。思春期特有のデリケートな悩み。1人で悩まずに堺市南区の産婦人科・竹山レディースクリニックまでご相談ください。
また、保護者様の同伴も歓迎しております。
こんな症状があればご相談ください
- 月経時の痛みがひどい。
- 月経時にイライラする、気分が沈む、身体の調子が悪くなる。
- 初経(初めての月経)が遅れている。
- 月経の周期が短い
- 月経が3か月以上来ない
- 頻繁に腹痛に襲われる。
- 下痢気味、便秘気味の状態が続いている。
- 朝、時間通りに起きるのが難しい。
- 午前中に心身の調子が悪い日が多い。
- 立ちくらみがする、立っていると気分が悪くなる。
- 気を失って倒れたことがある。
- 身体が重い、だるい
- 顔色が悪い
- 食欲がない
- 心臓の鼓動が速くなることがある。
- よく頭痛がする。
- 下腹部、腰が痛い。
- ダイエットで体調を崩してしまった。
思春期によくみられる疾患
原発性無月経
初経(初めての月経)は、平均11~13歳に訪れるとされています。
16歳を過ぎても初経が訪れない場合にはご相談ください。ただし初経の時期には個人差がありますので、周囲と比べて少し遅れているからといって、あまり神経質にはならないようにしましょう。
生理不順(月経不順)
初経後数年間は、ホルモンバランスが不安定になりがちです。
また、ダイエット、激しい運動などによってホルモンバランスが乱れることも珍しくありません。
ホルモンバランスが乱れると、月経周期が短かくなったり、3か月以上月経が来なかったり、出血が1週間続くといった「月経不順」が起こります。
月経困難症
月経時の激しい下腹部痛、腰痛は、月経困難症によるものかもしれません。
未熟な子宮は、月経血の排出がうまくいかないことがあり、その際に激しい痛みが生じます。
学校に行くのが辛い、ベッドから起きられないといった、日常生活に支障をきたすほどの痛みを目安にして、ご相談ください。ただし、激しい痛みの基準には明確な定義はなく、また友達が我慢しているみたいだから、と耐えて忍ぶ必要はありません。
これは辛いな、と思ったときには、お気軽にご相談ください。
月経前症候群(PMS)
月経前になるとイライラする、気分が沈む、身体の調子が悪くなるといった症状は、月経前症候群(PMS)と呼ばれます。
月経の2週間前~数日前に始まり、月経の開始と共にすんなり症状が治まるのが特徴です。
月経前症候群は、女性の8割が経験すると言われるごくありふれたものです。しかし依然日本では周知が進んでおらず、理由も分からずただ一人で悩んでいる方が多くいらっしゃいます。
ホルモンバランスの乱れが原因ではないかと言われています。
月経コントロール
女性アスリートやクラシックバレエ、ダンスなど競技会、公演、発表会など大事な時に月経が重なったり、PMSの症状が出るのは辛いことです。本来のパフォーマンスが十分に発揮できなくなるかもしれません。女性ホルモン剤を使用していただくことで月経をコントロールし、パフォーマンスアップのお手伝いをします。
入学試験などで月経を移動したい場合にも女性ホルモン剤を使用していただけます。女性ホルモン剤の使用は、直前では効果がありませんので、少なくても1ヵ月前、できれば2ヵ月前ぐらいにはご相談ください。
パフォーマンスアップのために過激なダイエットに走りがちです。思春期の過激なダイエットは、貧血の原因になりますし、将来、排卵障害や骨粗鬆症を引き起こします。
体調不良にならないようなダイエット、栄養指導などカウンセリングも行っております。ぜひ、堺市南区の竹山レディースクリニックまでご相談ください。